三次には「スポーツの素養」と「ひとのつながり」がある

「中国地方のど真ん中であるというロケーションを活かしたい」
まずは、自己紹介をお願いします。
福岡 誠志(ふくおか さとし) です。25歳の時に市議会議員として当選させていただき、5年前に市長に就任をしました。高校は広陵高等学校を卒業し、2年生の春に甲子園に出場し、チームのキャプテンを経験させてもらいました。野球をしたり、ジョギングをしたり、汗をかいて体と心をリセットすることは私にとってとても大切なことの1つです。
三次市の課題は何ですか?
私たちのまちに限らずですが、やはり人口減少・少子高齢化です。20〜30代の転出などが特に大きな課題です。この課題解決の1つの手段として、私たちのまちでは女性活躍支援を積極的に行っています。代表的な取り組みとして、アシスタ lab.という施設があります。
子育て中のママや、家庭と仕事の両立を模索する女性など、 三次市で「何かしたい」「自分らしさを生かしたい」と考える女性たちを応援するクリエイティブスペースです。
市長が考える「三次市の特徴・魅力」とは何ですか?
人の繋がりが密であること、そして人の繋がりを大切にする人が多いという点です。もう1つはやはり立地・ロケーション。大きな特徴であり、魅力の1つだと思います。三次市は中国地方のど真ん中にあります。縦軸には中国横断自動車道尾道松江線、横軸には中国自動車道が通り、この2つのクロスポイントになるのが三次なのです。このロケーションを最大限に活かすことが、地域活性において重要と考えています。
「スポーツを通じて、まちに新たな価値を」
三次市にとってスポーツにはどんな価値がありますか?
三次市は、スポーツにおいては全般的に盛んな地域であると感じています。特に野球に関しては、過去から現在に至るまで多くのプロ野球選手を輩出しています。野球は1つの文化といえると思います。今後は、野球はもちろんのこと、その他のスポーツも含めて総合的に大会・イベント、スポーツ合宿などを誘致して、市内にある三次きんさいスタジアムをさらに活かしていきたいと考えています。取り組みとして、まずは「女子野球の聖地」としての三次を目指しています。昨年9月には、女子野球のW杯のグループBの試合を三次きんさいスタジアムで行いました。次年度以降も、今回取り組んだ女子野球W杯で得た経験を活かし、地域の課題解決をしていく取り組みも行って参ります。三次市は「スポーツをする」 という素養が整っているまちであると感じます。野球に限らず、大きな大会や合宿の誘致も積極的に行っていきたいと考えています。スポーツには、人の心を動かし、感動を与える力があります。する・見る・支えるという3つを軸に、女子野球はもちろんのこと、様々な競技を行っていくなかで、スポーツの可能性をまちとしてしっかりと追求していきたいと思います。

スポーツコミッションには、どんな方に入って欲しいですか?
意欲のある人。そして、三次市に対して想いを持ってくださる人です。もちろん地域活性化に知見やご経験のある方がいたら有難いですが、一番は意欲と想いが大切だと考えています。
これから三次市でスポーツコミッションのメンバーとして働く方へのメッセージをお願いします。
スポーツを通じて、新たに地域の価値を生み出すということをこれから描いていきたいと考えています。その中心メンバーとなっていただき、一緒に三次の元気づくりに寄与いただけたら嬉しいです。